『踊るワン‐パラグラフ』(2009) ©清水俊洋
1999年、劇作家・演出家・俳優のごまのはえを代表として旗揚げ。以来、京都を拠点に日本各地で公演をおこなう。2007年には初の海外公演として上海公演を成功させた。社会制度とそこに暮らす人々との間におこる様々なトラブルを、悲劇と喜劇両方の側面から描いてゆく作風は、新しい「大人の演劇」を感じさせる。日常会話を主としながら、詩的な言葉を集団で表現することも得意とし、わかりやすさと同時に、観客の想像力を無限に引き出す奥深さも持っている。また、シンプルな中にも奥の深い舞台美術や、照明の美しさ、音作りの質の高さなど、作品を支えるスタッフワークにも定評がある。代表のごまのはえは、2004年に『愛のテール』で「第11回OMS戯曲賞大賞」を、2005年に『ヒラカタ・ノート』で「第12回OMS戯曲賞特別賞」を連続受賞。劇作家、演出家として、関西で最も注目を集める演劇人の一人である。